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実験モデル

本研究で用いたカオスニューラルネットワークのモデルは図 5.1 のような 相互結合型ネットワークである。 tex2html_wrap_inline1189 は出力、 tex2html_wrap_inline1365 は外部入力である。

   figure249
図 5.1: カオスニューラルネットワークモデル

このネットワークにおけるi番目のニューロンの振舞いは式 (5.1) で与えられる。

  equation258

式(5.1)における各パラメータは表5.1 のようにきめた。 tex2html_wrap_inline1253 はシグモイド関数の立ち上がりの鋭さ、 tex2html_wrap_inline1289 はそれぞれ外部入力、ニューロン間の相互結合、不応性の時間減衰定数、 tex2html_wrap_inline1241 は不応性の係数、 tex2html_wrap_inline1291 はしきい値である。また外部入力による各ニューロンへの結合定数vはすべて一定にして、ニューロンごとに入力に対する重みの違いがないようにする。

 

 
tex2html_wrap_inline1253 = 0.015 tex2html_wrap_inline1381 = 2.0 tex2html_wrap_inline1383 = 0.95
tex2html_wrap_inline1385 tex2html_wrap_inline1387 tex2html_wrap_inline1389
tex2html_wrap_inline1391
表 5.1: 各パラメータ

ネットワークへの入力には1と-1を用いる。 式(3.3)の出力特性は0から1である。 そこで出力関数の最大値を-1から1になるように式(5.2) へ拡張して用いる。 その出力特性は、図 5.2 となる。

  equation283

   figure289
図 5.2: 拡張したシグモイド関数



Toshinori DEGUCHI
2005年 2月17日 木曜日 19時40分14秒 JST