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3.3 ニューロンの出力

  式(3.2)は、 細胞の出力関数と呼ばれる関数で、 一般に単調非減少関数である。

入力 tex2html_wrap_inline2032 、出力 y のとり得る値としては、 2値のみを許すモデルや実数値を許すモデルもある。 2値モデルの場合 f(u) は、 式(3.3)で定義される階段関数となる。

  equation86

このように、出力として0、1の2値をとるようなモデルを、 入力の総和がしきい値を越えた時のみ1を出力することから、 線形しきい値素子モデルという。

連続モデルの場合の f[u] の形はいろいろなものが考えられるが、 良く使われるのはシグモイド関数と呼ばれるものである。 シグモイド関数として有名なものは、

  equation94

という形のものである。



Deguchi Toshinori
1996年11月14日 (木) 12時50分06秒 JST