本研究では時系列として音符を学習、想起させることを行なわせている。 一般に音符を表すためには音の長さ、高さという2つの値を必要とし、 それぞれ音階、時間という次元を持っている。 一方、本研究で用いるニューラルネットでは 「ド」という音の高さを示す表現をそのまま入力して学習させることはできないので、 何かしらの単純な数値に置き換える必要がある。 これは単なる数値なので無次元であり単位はない。 このような手法を用いているため、ネットワークの入出力の値は単純な数値となり、 これを変換、逆変換してやることで初めて物理量となる。 変換方法は次の節で述べる。