予測の実験は、学習させた為替相場の最終日の翌日の為替相場をネットワークに与えて、さらに翌日の為替相場を得る。その後は、同様に実際の為替相場を入力とし、以降の為替相場を予測する方法と、予測した値を入力にフィードバックし、それ以降の為替相場を順次予測する方法の2種類の方法で予測を行った。前者をAtype、後者をBtypeとする。正しい為替相場を入力しているので、Atypeの方が予測の精度は高いと考えられる。
予測が学習とおおきく異なる点は、実行過程において教師信号を与えず結合荷重を変化させないことである。