予測の結果、正弦波の素子が出力した値を図5.3に、余弦波の素子が出力した値を図5.4に示す。
予測結果はAtypeもBtypeも正弦波・余弦波になっている。しかし、Btypeでは予測結果の波形の周期が実際の波形の周期より短くなっている。 また、Atypeでは実際の波形より位相が進んだような出力になっている。 しかし、いずれも正弦波・余弦波の特徴を学習し、将来の値を予測できていると考えられる。
図5.5は学習回数を変化させた場合のBtypeでの正弦波の素子の予測結果である。学習回数を増やす毎に振幅は実際の値の幅に近づいていくが、信号の周期が短くなっている。