最高値と21日移動平均を教師信号として学習した場合の学習中の誤差の変化を図7.2に示す。図7.2は、中間層と内部記憶層の素子数を30個とし、遅れ時間1で学習させた結果である。学習の結果、最高値・最安値を教師信号として学習した場合と同様に誤差はある値より小さくならなかった。 しかし、最高値・最安値を教師信号とした場合よりも移動平均の素子の誤差は小さくなっている。これは、移動平均の変化が最高値の変化ほど激しくないので、学習しやすかったものと考えられる。
図 7.2: 誤差の変化