next up previous contents
Next: 引き込み半径 Up: 引き込み領域 Previous: 実験方法   目次

実験結果

6.1は、横軸に入力パターンの学習させたパターンから反転させたビット数をとり、縦軸に引き込めたパターン数をとったグラフである。 学習させたパターンを10パターンから10ずつ増やし89パターンまで学習させた時の結果を示す。この89パターン目は100素子における学習することができる最大値である。 入力パターンの反転したビット数を多くしていくと、学習させたパターン全てを引き込めていたものが、だんだん引き込めるパターン数が少なくなり、やがて1パターンも引き込めなくなる様子が確認できた 。今回の実験結果を見ると10パターン学習させた際には、100ビット中40ビット反転させたパターンを入力しても学習したパターンを全て引き込めている。それに対して80パターン学習させた際には100ビット中2,3ビット反転させたパターンまでしか引き込むことができなかった。本実験より学習をさせたパターンが多ければ多いほど、それを引き込むことは難しいということがわかった。

図 6.1: 素子数100における引き込み領域
\includegraphics[width=14cm]{hikikomi100toku.eps}



Deguchi Lab. 2011年3月3日