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実験概要

教師信号のデータ数、学習定数などのパラメータは固定した状態で、 中間素子数、内部記憶素子数、遅れ時間を変化させ学習を試みることで、 学習結果への影響を検証した。 教師信号のデータ数は8で固定し、 学習定数は $\eta=0.05$$\alpha=0.005$ で一定とした。

データ数と遅れ時間の関係[8]から、 遅れ時間の選択の範囲は、教師信号の一周期分のデータ数以下で 十分であると分かっているので、今回は遅れ時間を1から8まで変化させた。 また、内部記憶素子数及び中間素子数はそれぞれ1から20まで変化させていき、遅れ学習を試みた。 教師信号は式(5.1)、(5.2)、 (5.3)、(5.4)、 (5.5)を用いた。

6.1にそれぞれの学習中の平均誤差の変化の例を示す。

図 6.1: 学習中の平均誤差の変化例
\includegraphics[scale=0.55]{success.eps} \includegraphics[scale=0.6]{vibration.eps}
(a)学習が成功した例(○) (b)平均誤差が振動した例(V)

\includegraphics[scale=0.55]{decrease.eps} \includegraphics[scale=0.55]{certain.eps}
(c)平均誤差が振動以外の変化を示した例(F) (d)平均誤差がすぐ一定値となった例(A)



Deguchi Lab. 2011年3月3日