next up previous contents
Next: 実験3:不応性の影響 Up: 実験2:の時間的変化 Previous: 実験2の方法   目次

実験2の結果

200素子における学習セット回数に対する学習パターン数の変化を図5.4に示す。 また、同条件で素子数のみ300, 400に変えて行った実験の結果を図5.5に示す。

図 5.4: 200素子における学習セット回数と学習パターン数
\includegraphics[scale=0.5]{exp2-2.eps}
図 5.5: 300,400素子における学習セット回数と学習パターン数
\includegraphics[scale=0.5]{exp2-3.eps}

この結果より$\Delta w$の値を時間的に変化させた場合、 いずれも基本的に同様な振る舞いをみせている。 学習の前半では、$\Delta w$の値が一定の場合に比べ学習パターン数の増加量が減少し、 学習が落ち着くまでに多くセット数を要している事が分かる。 学習の後半では、期待していた学習パターン数の増加はみられない。 逆に学習パターン数が落ち着かない、もしくは減少するということが分かった。 ネットワークの素子数を300, 400と大きくした場合の結果を図5.5に示す。 図5.5おいては、比例定数A,B,Cの中で最も学習パターン数の伸びが良かった比例定数Aのみを表示している。 こちらも同様に前半部分の振る舞いが同様なだけで利点を見出す事は出来なかった。



Deguchi Lab. 2010年3月5日