本実験ではの値を学習セット回数と共に変化させた。 また、大きく前半と後半に分け値を変えるようなステップ関数を用いるのではなく、 全体を通しての値を変化させる反比例関数を用いた。 これはステップ関数では考慮すべき点(例えば初期値の設定からステップ幅、ステップ数など)が多いため、 の値の時間的変化の有効性を確認した後に行うべきと考えた。
反比例関係において重要な比例定数は3種類の値を用いた。 この比例定数は学習セット回数が25, 50, 75セット時に最適なの値が使用されるように設定した。 本実験ではそれぞれを比例定数A(25セット)、B(50セット)、C(75セット)と定義する。 それ以外の条件は共通にするため、学習回数100回、学習セット回数100セットとした。 また、実験に用いるネットワーク素子数は5.3節の実験結果より200, 300, 400素子で行った。