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目次
実験概要
実験6.3ではある疑問が生じた。
それは結果・考察に書いたように、
遅れ時間が大きいと性能が落ちる理由は、
伝播する情報が大きすぎるのではないかと考察をした。
これを確かめるべく、6.4の実験を行なう。
実験内容としては、実験6.3と同様の学習法を用いて、ある一点を変更する。
その一点とは伝搬する誤差の値を半分にするということである。
例えば、遅れ時間2のニューラルネットでは、
最終的に結合荷重に影響する誤差の大きさは
(現時刻の誤差)+(1ステップ後の誤差)/2+(2ステップ後の誤差)/4
となる。
実験に用いる結合荷重は 5.3節の実験と同様のものとする。
Deguchi Lab.
2012年3月9日