ニューラルネットワークの研究に再び火をつけた学習法の一つである
バックプロパゲーションは、
ラメルハート(Rumelhart,1986)らが提案した
階層型の構造をしたニューラルネットワークの教師つき学習法である。
この学習法は、甘利博士(1967)やチプキン(Tsypkin,1966)により提案された
確立降下法と呼ばれる評価基準最小化学習の特殊な場合に当たり、
それまでのパーセプトロンでは難しかった線形分離不可能な問題も
比較的容易に学習することが可能になった。[##
まず、バックプロパゲーションの基礎になるデルタルールについて述べる。
Deguchi Toshinori
Wed May 15 11:03:10 JST 2002