学習のしやすさと記憶のしやすさで高い評価を得た。 それ以外の項目でも平均的な評価を得た。 初期状態で動いていて、マウスを動かすことですぐに変化するので、操作方法をすぐに学習できることが、高い評価につながっていると考えられる。 また、記憶のしやすさでも、カーソルを動かすのみという操作方法が簡単であることが評価されていると考えられる。 特に問題点は見当たらないが、エラー発生率の評価が5項目中で1番低い。 これは、この操作方法では常に動き続けることになるので、ユーザの思う様に動かせないことが原因と考えられる。
学習のしやすさ、効率性、記憶のしやすさ、主観的満足度で高い評価を得た。 エラー発生率は平均的な評価であった。 特に効率性が高評価を得ている。 これは、ユーザの思った位置で動作を固定できることから高評価を得ていると考えられる。 エラー発生率に関しては、5項目中で1番低い。 これは、ドラックandドロップという操作方法がエラーを起こさせる原因と考えられる。
自動でダイヤモンド構造が動く操作方法に対しては全体的に低い評価であった。 被験者によっては最後まで理解ができなかったようである。 特に、学習のしやすさが低評価を得ている。 これは、カーソルを動かすだけでは何も変化しないことと、クリックしても再生と停止を繰り返すだけで、ユーザに変化が伝わりにくいことが考えられる。
学習のしやすさ、記憶のしやすさ、エラー発生率で高い評価を得た。 それ以外の項目でも平均的な評価を得ている。 高評価を得た理由として、横と下にあるボタンが回転方向のガイドの役割も果たしているためであると考えられる。 特に、学習のしやすさ、記憶のしやすさでは高評価を得ており、ボタンが矢印の形をしているものの方が人間にとって学習・記憶がしやすいと考えられる。
それぞれを比較して考えると、1-1と1-2の操作方法は似ているが学習のしやすさ、記憶のしやすさでは1-1の方が高評価を得ており、それ以外では1-2の方が高評価である。 この2つの違いは、初期状態で動いているか静止しているかとドラック等のマウスのボタンを押す操作が必要かどうかである。 この2つの違いが1-1と1-2の評価を分けた大きな違いであると考えられる。
1-3に関しては他のものよりも低評価で、ユーザの思い通りに操作できない。 そこが他の操作方法とは違う。 よって、それが評価に影響した部分がかなり大きいと考えられる。
1-4に関しては学習のしやすさ、記憶のしやすさ、エラー発生率で高評価を得ているが、1-1、1-2、1-3の操作方法がダイヤモンド構造以外に何も表示していないのに対して、ボタンが配置してあることでコンテンツの内容と共に操作方法も理解しやすいものになっていると考えられる。
このコンテンツのような立体的な表現を動かそうとする場合は瞬時に移動と停止ができるものが好まれるといえる。 ドラック&ドロップという操作方法が初心者ユーザにとっては難しいものだとしても、ユーザの思い通りにオブジェクトを回転・移動・停止させるには1-2のような操作方法が向いていると考えられる。