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結論

本研究では教育用コンテンツのユーザビリティに関する基礎的研究として、まずユーザビリティとは具体的に何かというところから研究を始めた。 次にAdobe Flashを用いてコンテンツの作成をし、それぞれのコンテンツに対して操作方法を複数用意した。 その操作方法を本科生の18人にアンケート調査を行い考察した。

アンケートの結果は、ほぼ予想通りであった。 本研究では、矢印型のボタンが付いた操作方法がどのコンテンツ内容に対しても評価が高いという結果が出た。 さらに、ドラック&ドロップを必要とする操作方法もどのコンテンツ内容に対しても評価が高いという結果が出た。 そこから、見て分かる操作とある程度難しくても効率の良い操作がユーザビリティが高いこと、また、ユーザの思い通りの結果が得られる単純な操作方法がユーザビリティが高いということである。

ただし、今回の実験では対象を本科生5年生に絞った結果なので一般的には通用しない。 コンテンツの内容次第では、似たような操作方法でもメインユーザがマウスを使い慣れてない人となることもあると考えられるからである。 その様な場合には今回の様に対象を本科生とした場合の評価とはまた違う評価が得られると考えられる。

また、アンケート結果をフィードバックしユーザビリティの向上を図ることが今後の課題である。



Deguchi Lab.