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入力パターンの比率による学習の変化

50:50の比率の時のようなパターン数をどこまで増やしても完全学習をするといった結果は、 20:80〜49:51の比率では見られなかった。 従って、どのような比率でも、その比率の性質自体を学習することはできず、 比率の性質の学習というのは50:50の場合のみの特別な現象であると考えられる。 ただし49:51のグラフに、学習能力が落ちて以降の学習成功パターン数が、他の比率より多いという特徴が現れたことから、 1:1に近い比率ではその性質を学習し、 学習能力が落ちても想起パターンが入力パターンと一致する可能性が増えると考えられる。 従って、50:50の時に起こった性質を学習する現象が、49:51でも少し影響していると考えられる。



Deguchi Lab. 2016年3月1日