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入力パターンの比率による平均最大完全学習数の比較

入力パターンの比率による最大完全学習数を比較した結果、 20:80に近づくほどデータの相関値が高いことが原因で最大完全学習数が増え、 50:50に近づくほど比率の性質を学習していることが影響していると考えられる。 40:60が一番、相関値や比率の性質の影響を受けづらく学習されにくい比率である。 従って、1:1の比率の性質の学習は40:60から50:50の間で学習成功パターン数に影響を及ぼすと考えられる。

しかし、比率の偏りが平均最大完全学習数に影響するという統計的な結果に対して、時々例外も発生していることから、 比率による学習成功パターン数の影響よりも、 ランダムにパターンを生成した時の学習パターンセットによるばらつきの方が、 最大完全学習数への影響が大きいと考えられる。



Deguchi Lab. 2016年3月1日