インスタンスメソッドの追加

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インスタンスメソッドの追加もブラウザ上で行う。SerialPortMorphのブラウザのを開いて、"instance" ボタンがある。これは「インスタンス」の属性や振る舞いを書いていくときのモードである。

メソッドの整理整頓のために、カテゴリinitilization, accessing, variable creation を作った。

initilization カテゴリ
内容：インスタンスを初期化するメソッドが入っている。
メソッド名：initialize
variable creation カテゴリ
内容：インスタンス変数を扱うメソッドが入っている。
メソッド名：
portNumber, portNumber:, getPortNumber, setPortNumber:
serialPort, serialPort:, getSerialPort, setSerialPort:
receivedData, receivedData:, getReceivedData, setReceivedData:
accessing カテゴリ
内容：シリアルポートとマイコンに関係するメソッドが入っている。Serial5.morphのコマンドと内容がほとんど同じ。
メソッド名：openPort:, closePort, send:, wait:, receive

メソッドの具体的な内容は次のようになる。

初期化するメソッド
```
initialize
    super initialize.
    portNumber := -1.
    receivedData := 0
```
変数は定義した後、初期化する必要がある（初期化しないと nil のままである）。初期化を自動化するため、initialize というメソッドを定義しておくと、自動的にそれが適切なタイミングで呼ばれるようになっている。portNumber は開いているシリアルポートの番号を示すので、まだ何もしていない状態ではportNumber を -1 にする。receivedData はマイコンから受け取ったデータを示すので、初期値を 0 にする。
インスタンス変数の値を設定するや返すメソッド
インスタンス変数portNumberを扱うには、次のようなメソッドがなければならない。
portNumberの値を返すメソッド
```
portNumber
    ^portNumber
```
portNumberに値を代入するメソッド
```
portNumber: t
    portNumber := t
```
portNumberの値を読むメソッド
```
getPortNumber
    ^portNumber
```
portNumberの値を設定するメソッド
```
setPortNumber:t
    portNumber := pt
```
同じようにインすタン変数serialPort, ReceivedDataに対しても同じようばメソッドを定義する必要がある。
シリアルポートを制御するメソッド
openPort:, closePort, send:, wait:, receive これらのメソッドの内容はSerial5.morphとほとんど同じである。

Deguchi Lab.