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3.4 カオスニューラルネットワーク

カオスニューロンモデルを相互結合したネットワークを カオスニューラルネットワークと呼ばれている。 M 個の外部入力と N 個のニューロン間の相互結合を持つ カオスニューラルネットワークにおいて、 i 番目のカオスニューロンのダイナミクスは次式で与えられる。 [2]

  equation156

ここで tex2html_wrap_inline1097 は時刻 t+1 における i 番目 tex2html_wrap_inline1209 の ニューロンの出力、 tex2html_wrap_inline1211j 番目の外部入力 tex2html_wrap_inline1215 からの i 番目のニューロンへの重み、 tex2html_wrap_inline1219 は時刻 t における j 番目 tex2html_wrap_inline1225 の 外部入力の大きさ、 tex2html_wrap_inline1227j 番目のニューロンから i 番目のニューロンへの重み、 関数 h は出力と次の刺激に対する不応性との関係を与える関数、 tex2html_wrap_inline1235 は定数、 tex2html_wrap_inline1237i 番目のニューロンのしきい値である。

この時、 i 番目のニューロンの内部状態を、外部入力の項 tex2html_wrap_inline1243 と ニューロン間の相互結合の項 tex2html_wrap_inline1245 、 そしてニューロン自身の不応性の項 tex2html_wrap_inline1247 の 三つに分けて考えると式(3.4)は

  equation177

と表すことができ、それぞれ次のように簡単化できる。

  equation180



Deguchi Toshinori
Mon Feb 19 18:58:08 JST 2001