特に問題はなく、任意の値を直接入力できる点が好評で全体的によい評価となった。 難点として上げられたのは、キーボードとマウスを使うので多少面倒臭いということである。 入力がキーボードであり、他の二つは明らかに値をコントロールするための物と連想できる インターフェイスが用意されているのに比べ、なんのボタンやガイドも用意されていなかったことが 操作のわかりやすさが他の二つより低い評価だったことにつながっている。
上下のボタンで値を変更するので大幅な値の変更が非常に面倒であったため操作のしやすさ が最低の評価を受けた。同時に改善すべきところがあると答えた人も多かった。しかし 他の質問では他の二つのコンテンツと同レベルの良い評価を受けている。
三つのコンテンツのうち一番使いやすかったと評価を得た。操作をマウスだけででき、また値の 増減も自由度が高いためであったと考えられる。不評だった点はスクロールバーのボタンが 小さいことや、入力できる値が限定されることであった。
アンケートの結果はもともとゲーム自体がシンプルなため評価は入力のしやすさと自由度 という点に大きく左右された。使いやすさに関する評価は、一番簡単でわかりやすく設計した 1-2が最も悪く、逆に操作が難しい1-3が良いという結果になった。これは前述したように アンケートに協力してもらった人が全員がコンピューター経験者であることが影響しており、 もし、経験のない人や初心者も交えて調査を行なえば、また評価は大きくかわるはずである。
また、1-1は操作のわかりやすさでは一番低い評価を受け、マウスの他にキーボードを使わなければならない にもかかわらず、多くの使いやすかったという評価を得ている。予想していたように値の微調整が容易である という理由も考えられるが、わざとエラー(ボールが画面外にでてしまう)が起きるように入力値の制限を 設けていなかったのがいろいろな値の場合の放物運動を試す事ができることに繋がったためと考えられる。 そのため、もしこれがエラーに深刻なペナルティが課せられているゲームだとするとこの評価はまた 違ってくるに違いない。
図 5.2: 放物運動シミュレーション 質問別アンケート結果