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実験概要

 3.2のモデルで示される内部記憶を持つニューラルネットを用い、 学習方法として4.5節で述べた遅れ学習法を適用した。

7.1の各プロットに示したデータを教師信号としてニューラルネットに与えた。 本実験では入力や教師信号は、位相角が0度から36度刻みの時点のものに限る。 学習では最初に位相角0度の正弦波の値(変換後の値)を入力に与え、同様の位相角36度正弦波の値を教師信号として与えた。 その後入力と教師信号の位相角をそれぞれ36度進めてニューラルネットに与えて、という作業を繰り返して学習させた。

実験で用いたニューラルネットは、 入力層の素子を1個、出力層の素子を1個、中間層の素子を4個、 内部記憶層の素子を4個で固定し、 遅れ学習法の遅れ6で実験を行った。 tex2html_wrap_inline1945tex2html_wrap_inline1963 の値はそれぞれ0.005、0.05とした。 また各素子の出力関数にはシグモイド関数を使用した。



Deguchi Lab.