クラスによるモーフの実装方法

利用者が誤ってメソッドを消したり変更したりしてしまわないようにするには、次のような手順を踏んで実装を行う。

• Morphクラスのインスタンス変数をPlayerが扱うために、Morphクラス内に変数へのアクセッサをインスタンス・メソッドとして定義する
  これは、例えばMorphクラスにaというインスタンス変数があったら、aの値を得るメソッドのgetAと、aに引数に与えた値を代入するメソッドのsetA:を定義するということである。

• PlayerXXのスーパークラスであるPlayerクラスのインスタンスメソッドに、タイルスクリプティングで使用するMorphクラスのメソッドと一対一に対応するようなメソッドを定義する
  Playerはcostumeというインスタンス変数にMorphのインスタンスに相当するものを持っており、Playerクラスのインスタンス・メソッド内で

  ^ self costume （Morphクラスで定義したメソッド）
  

  とすれば、Morphクラスのメソッドを使用することができる。Morphクラスのメソッドを使用するときは必ずこの手順を踏む。

• Morphクラスのクラスメソッドに既存のカテゴリの中から*flexiblevocabularies-scriptingカテゴリを追加し、その中でadditionsToViewerCategoriesというメソッドを定義する
  これにより新しいタイルをビューワに追加する。追加できるのはPlayerクラスに定義されたメソッドであるため、Morphクラスのメソッドを使用したいときは前項までの処理が必要である。