OFロボット・DFロボットの紹介



今回の競技では、OFロボットは2足歩行という指定がありましたが、DFロボットにはありませんでした。
OFロボットには、ボールを人から受け取る取り込み機構や人に向かって投げるための射出機構を備え、ロボットによってはDFロボットとぶつかり合うためのバンパーをつけています。
DFロボットには、タッチダウンを妨害したり、インターセプトしたりするための高さ5メートルまでの展開機構を備えています。
いかに相手のDFロボットをかいくぐって素早くタッチダウンパスを決めるか、そしていかに相手のOFロボットによるパスを妨害してインターセプトを決めるかが競技の見どころです。

(写真をクリックすると拡大します)



〜OFロボット〜





ツインモーターによる素早い歩行


OFロボットの足には、チェビシェフリンクというリンク機構と、ツインモーターという仕組みが使われています。
チェビシェフリンクはモーターの回転運動を真っ直ぐ歩く動きに変える機構です。
ツインモーターは、モーター2つを組み合わせることで1つではできない力を生み出します。
この2つを組み合わせたことにより、特にスピードを求めた足となっています。






4枚の円盤で多様な玉を打ち出す砲台


AチームのOFロボットの最大の特徴は、名前の由来にもなっているXの形に配置された4枚の円盤です。
この円盤でボールを発射することにより、5mのDFロボットを越える弾道や、正面に向かって相手のDFロボットが反応できない速度で打ち出すことができます。
砲台を上下左右に自在に動かすこともできるため、相手のDFロボットに合わせて臨機応変に対応することもできます。
これらの工夫によってレシーバーに確実にタッチダウンパスが送れる砲台となっています。




〜DFロボット〜



メカナムホイールを用いた自由度の高い走行


DFロボットの最大の特徴はタイヤにあります。
右の写真にあるように、普通のタイヤではなくメカナムホイールという特殊なタイヤを使用しています。
このタイヤを使うことにより、ロボット本体の向きを変えずに前後・左右・斜めの全方向に移動することができます。
妨害用のネットは空気圧によって5mまで展開することができ、最上部には屋根のようなものを取り付けています。
これにより、キャッチゾーンからの5mを越えるような打ち出しも食い止めやすくなっています。
全国大会ではネット全体に黒いシートを付けて、レシーバーの視界に対する妨害もできるように改良を加えました。




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