中学生向けに、E科のリアルをご紹介します
1. いま打ち込んでいることは?
2. 学校生活はどうですか?
3. 中学生へのメッセージ
1. いま打ち込んでいることは?
2. 学校生活はどうですか?
3. 中学生へのメッセージ
1. いま打ち込んでいることは?
2. 学校生活はどうですか?
3. 中学生へのメッセージ
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2. 学校生活はどうですか?
3. 中学生へのメッセージ
1. いま打ち込んでいることは?
2. 学校生活はどうですか?
3. 中学生へのメッセージ
高専は「高校とも大学とも違う学校」とよく言われます。どのように違うのか以下で紹介します。
岐阜高専の授業は、朝9:00始業で1コマ90分という大学に近い形式になります。中学から高専に上がると「90分長すぎ!」
と思うかもしれませんが、そのうち慣れてきます。また、1日に4限までしかないので、場合によっては2時半に授業が
終わる日があります。
また、成績の付け方も大学に近く、ほとんどが授業で出される課題と、年4回の定期試験で決まります。それらが総合されて
10段階評価で成績は付けられますが、学年末の平均評定が6以上を取れなかった場合不合格となり、次学年へは仮進級となるので
しっかり勉強する習慣を持った方がいいと思います!
そして、カリキュラムも高校と違います。特に違いがはっきりしているのは数学です。
高校数学は基本、数学I、A、II、B、III、Cという順で受けると思いますが、高専は、専門科目に必要な知識を先行して付けていくので、
三角比などがいきなり最初に来ていたりします。逆に、専門科目で使わないような分野は取り扱わないこともあり、より実践的に学ぶことが
できます。
※職員注: 2022年の学習指導要領から高校で数学Cが復活しますが、ここでの数学Cは過去に行われていた行列などの分野を指しています。
岐阜高専では、1学年各学科1クラスとなっており、1クラス約40名です。クラス単位で授業を受けたり、球技大会などに参加するのは、高校に近いかもしれません。また、5年間クラス替えは一切ないので、割と仲がいいクラスが多いです。
こちらは大学に近いかもしれませんが、岐阜高専では1年生から私服で登校します。体育などで使うジャージなどは学校指定のものがありますが 服装は基本自由です。また入学式の服装は、中学校の制服でも大丈夫です(大半はそうです)。もちろんスーツなどでも構いません。ですがその次の日 からはもう私服登校です。
岐阜高専では、毎年10月下旬に「高専祭」という学校祭(文化祭、学園祭)があります。学校祭は他の高校や大学等でもあるかもしれませんが、 高専祭独自のイベントとして、「専門展」というものがあります。専門展は各学科第4学年の学生が、今までで培った知識や技術を利用し、テーマを決めてその技術を紹介する イベントです。毎年工夫を凝らした作品が数多く展示され、外部の方からも高い評価をいただいています。
電気情報工学科は本校では唯一コース制をとっています。コースには電気電子工学コースと情報工学コースがあり、学生は4年生でコースに別れて学びます。 電気電子工学コースはエネルギーからエレクトロニクスといった電気電子系技術の修得を目指したもので、情報工学コースはコンピュータサイエンスやネットワークシステムの応用技術の修得を目指したものです。 コース選択は3年生の10月以降に実施するので、1年生から3年生の間で自分の適性を見極めてからコースを選ぶこと可能です。さらに、平成29年度からはコースごとの科目を見直し、 両コースの違いを鮮明にして専門性をより高めました。5年生ではほとんどが選択科目となっており、得意な科目や興味がある科目を多く選択でます。
教育内容・設備電気情報工学科は電気工学科が改組された学科ですが、電気工学科の伝統も引き継いでいます。そのため、電気電子コースに進み、特定の科目の単位を取得すれば電気主任技術者の筆記試験を行わず、認定で取得することができます。 電気主任技術者は、国家試験の中で難しい資格とされており、電験三種でも5〜10%程度の合格率しかありません。企業によっては電気主任技術者の取得を必須としているところもあります。
資格・就職・進路基本情報技術者は情報技術者なら持っておきたい国家資格の一つです。IT企業ではこの資格を持っていると優遇されているところもあります。情報工学コースのカリキュラムでは、基本情報技術者の試験内容のほとんどの内容を網羅しており、卒業までにはこれと同等以上の知識を学ぶことになります。したがって、まじめに勉強するば合格率は高くなります。
シラバスはこちら電気情報工学科では、海外研修(短期留学・インターンシップ)を推奨し、参加学生には奨励金を支給しています。全学科の中で電気情報工学科が最も多くの学生が海外研修に参加しています(平成28,29年度調べ)。 また、海外に行かなくても本校で行うエンパワーメントプログラムに参加すれば海外留学と同じ環境を作ることができ、英語コミュニケーションにおいて海外留学とほぼ同等な効果を得ることができます。 また本校では、アメリカ・ドイツ・フランス・シンガポール等から短期・中期の留学生を受け入れており、電気情報工学科は最も多くの短期・中期の留学生を受け入れています。こうした学生と接することで 英語コミュニケーション力を自然と鍛えることができます。
高専では、5年間の過程を終えると、他大学へ編入学することが出来ます。基本的に3年次編入となり、電気情報工学科でも多くの学生が様々な大学へ進学しています。以下にその例を示しています。
岐阜高専の就職・進学実績さらに、よりリアルなこの学科と学生生活をお伝えするために、今回のホームページ更新に伴って、アンケートを行いました。今回は平成29年度の電気情報工学科の全学生の中で120人に回答していただきました。
一番多かった回答はやはり電気や情報に興味があり、この学科を選んだという意見でした。 中学生卒業後から、専門的な内容が真っ先に学べるという点は高専の最大の利点だと思います。 オープンキャンパスや高専祭の専門展でこの学科をよく知った方もいたので、まだ行ったことない方は 是非お越しください!
よくある内容が並んだと思います。特に入学前においてE科とD科の違い分からないという質問はよくあります。 電気情報工学科では電気工学・電子工学そして情報工学の幅広い内容を扱うために、低学年において各分野の基礎を学んだあと、高学年においてコース制をとることにより各分野について深く学ぶことができます。 一方,電子制御工学科では機械工学・電子工学・情報工学の幅広い内容について、ロボット(あるいはメカトロニクス)という観点で必要となる内容に絞って学ぶ学科です。もっとわかりやすい説明 は学校説明会など、定期的に開催しており、また体験入学なども行っておりますのでそちらで確認していただければと思います。
3年生1月頃にコース分けがあり、そこで自分が学びたいコースを選択し、さらに深く知識を身に付けていくことになります。 アンケート調査結果のように、低学年においては情報工学コースの人気が高いですが、3年生のときにはクラスによってどちらのコースの希望者が多いかは異なります。 電気電子工学コースおよび情報工学コースには定員(情報工学コースの人数はクラス人数の半分を超えない、または1/3を下回らない)があるため、 必ずしも希望通りにいくとは限りません。希望者数が定員内に収まらない場合は、成績と実践技術ポイントにより順位付けし、上位の者からコースを割り当てます。
各種資格検定を合格すると先述の実践技術ポイントが付与されます(他にも付与される条件があります)。ポイント数は資格ごとに 設定されているので、学生は実践技術ポイント認定表を見て「どれを取れば得だろう...」みたいなことを考えます。取りやすいのは英検、漢検、数検等の検定です。 それに加えてアマチュア無線、危険物などは多くの人が受験します。またTOEICは3年生の時点で一度一斉受験が行われ、その結果も ポイント認定を受けることができます。さらに情報系では必須ともいわれる「基本情報技術者試験」も多くの学生が受験しています。
電気情報工学科といえど、やはり情報系の人気は高く、プログラミングに関連する内容が今回のアンケートでは上位に来ています。 ゲーム制作やアプリ開発などをやりたい学生がとても多かったのですが、学校ではプログラミングの基礎が学べるだけで、本当に自分が作りたいものは、 自分で勉強して作っていかなければなりません。ですが興味とやる気さえあれば、色々なことを開拓できるスキルが身につくのも高専の魅力だと思います。
やはりアニメやゲームなどの趣味、好きなものが近い人が多く集まるので、自然と会話も広がっていきます。また休みも高校よりは断然長く、自由な時間が多いのは高専の醍醐味です。