学生から見たE科

中学生向けに、E科のリアルをご紹介します

 在学生の声

戸松さん

2023 専攻科 1年

1. いま打ち込んでいることは?

 私は今、コンピュータークラブで取り組んでいるプロコンや、岐阜県と連携して開発しているWebアプリの開発に取り組んでいます。 プロコンでは、今年のチームは1年生の学生がリーダーなので、昨年度までに経験してきたことをもとに、アドバイスをしながら私自身も開発に取り組んでいます。  Webアプリの開発では、私が2年生の時から岐阜県の家畜対策公式アプリの「いのししマップぎふ」を、昨年度卒業された先輩と開発しています。  他にも、工学基礎演習という教科では、オープンキャンパスに向けての作品作りなどをしていて、複数人での作品作りに打ち込んでいます。

2. 学校生活はどうですか?

 休み時間ではクラスメートと楽しく話したりして楽しく過ごしています。授業では、課題は溜め込まずにできるだけ早く終わらせた方がいいと、 4年経った今でも思っています。1年生のうちは課題はあまりないですが、2年生からは実験のレポートをほぼ毎週書くようになります。 実験を行う前にレポートの結果以外の部分をまとめたりすることで、実験を効率的に進めたり、レポートを計画的に終わらせたりしている人もいます。

3. 中学生へのメッセージ

 個人的には、今既に何かやりたいことなどの目標を持っているか、電気系・情報系の分野が好きと言う人が高専に向いていると思います。 特にE科は電気系情報系両方の勉強をするので、全く興味がないとかだと、大変かもしれませんが、先生方はわからないところも聞きに行けば しっかりと教えてくれると思うので、向上心や行動力があれば全然大丈夫だと思います!

加藤さん

2023 電気情報工学科 5年

1. いま打ち込んでいることは?

 私は、宇宙工学研究会という通称SERAと呼ばれている同好会に所属し、その活動を頑張っています。 同好会では缶サット甲子園という大会に参加しており、缶サットと呼ばれる350ml缶サイズの模擬人工衛星を制作しています。 SERAではraspberryPiという小型コンピューターを用いて、自立走行型の探査車(ローバー)を作っています。 今はカメラで物体検出をし、自動走行ができるように開発を進めています。

2. 学校生活はどうですか?

 部活や委員会以外では、先輩後輩と関わる機会はほとんどありません。5年間クラス替えもないので同学年の他の科の人とも関わる機会がないです。  職員室がない代わりに、先生方は一人ひとり研究室という部屋を持っており、気軽に質問や相談をしに行くことができます。 私も、授業でわからなかったことを質問したり、部活で製作している電子回路やプログラムで困ったときに相談に乗ってもらったりしました。  なので、自分の生活ややりたいことのために必要な人とだけの、コンパクトで面倒のない人間関係を築くことが可能です。
 また、高専は高校とも大学とも違うので、独自の大会や学びのプロジェクトが用意されています。  有名なものではロボコンがありますが、他にもD CON(Deep learning)やプロコン(プログラミング)などがあります。 それらの大会では、持っている技術や製作物のパフォーマンスを競ったり、教え合ったりすることができます。 もちろん、18歳までであれば高校生向けの大会にも出られます。受験がない分3年生でも部活に専念でき、 4,5年生の先輩からアドバイスをもらうこともできるので、部活をするのにはとてもいい環境といえます。  独自の学びのプログラムでは、シアトルの見学や、放課後の英会話教室などがあります。 私は今、高専スペースアカデミアという、全国の高専から生徒が参加し、小型人工衛星を作る体験ができるものに参加しています。 他にも、岐阜大学が行っている宇宙工学講座にも参加していました。宇宙工学講座では JAXAや宇宙関連の研究者の人から宇宙のことについて講義を受けられ、 私の時はコロナで行けませんでしたが、通常であれば筑波宇宙センターやJAXAの見学もできたそうです。

3. 中学生へのメッセージ

 パソコンに興味がある人はE科に入るととても楽しいと思います。詳しくなくても、興味さえあれば大丈夫です。 電気のことも学びますが、3年生まではプログラムや電子回路を用いた実習の割合が多かったので、逆にその方面にまったく興味がないとつらいかもしれません。  先生方は優しく、資格本や図書も充実しており、学ぼうと思えばなんでも教えてもらえる環境はあるので、勉強に限らず、好きなことに対するやる気をもって入るとよいです。
註: 宇宙工学研究会は2022年度より同好会から部に昇格しました。

小寺さん

2023 電気情報工学科 5年

1. いま打ち込んでいることは?

部活動をはじめとした音楽活動に打ち込んでいます。私は吹奏楽部に所属しておりサックスパートのパートリーダーを務めています。 実際サックスなどの管楽器を始めたのは高専に入ってからでした。ですがもともと音楽には興味があったため、「上達したい」という気持ちが強く出て 1年生の頃から先輩と積極的にかかわりながら頑張っています。特にコンクールや定期演奏会の前には楽器を持ち帰って自主練習を行ったり、 よりよい演奏になるよう表現力を高めようと努力しました。現在はコロナ禍ということもあり部活動自体満足に行えず大好きなサックスも吹けないという状態になっています。 しかし自宅での時間が増えたため、ちょうどいい機会だと思いいろんなジャンルの音楽を聴くようになりました。様々な音楽に触れることで、これから新たな表現を生み出せたり、 音楽に対する理解を深めていけたりしていけたらいいなと思っています。

2. 学校生活はどうですか?

かなり自由な学校であるため、「やりたいことができる」という面ではとても過ごしやすい学校だと思います。特に我々E科には毎年制作実習と呼ばれる活動が設けられています。 ここでは自分の作りたいもの、実現したいものを部品から自ら集めて作り上げる学習となっています。よって今の時点で工作やプログラムに興味があってそれを目に見える形で 表したいなどの思いがある人は100%、いえ120%この岐阜高専の電気情報工学科に入ったほうがいいです。ものすごく楽しいと思うし、経験がつめるのでいいことだらけです。 また、この制作実習というのは1年生から徐々に内容が難しくなっていくという段階を踏んだ活動になっているため、中学生の段階で制作する能力がなくても大丈夫です。 ただここで注意してほしいのが、そういう制作やプログラミングにあんまり興味がないという関心の部分が薄い人だとこの活動は正直つらいです。 また、二年生からは電気的な実験を行ってそれをレポートにして出す活動が始まります。この活動も先ほど言ったように関心がないと、毎週出されるものなのでかなりきつい思いをします。 実際自分も「もういやだ!」と何度も思いました。しかしそうしたものとまじめに向き合って乗り越えると確実に自分の能力になったと実感できます。こういった感覚はとても心地がいいです。
また、わたしはこの高専にきて一番良かったとおもったのは素の自分を思いっきり出せたところです。私は中学生のころからアニメや漫画が好きで、 グッズを集めたりブックオフに言って古本の漫画を収集しまくるのが趣味でしたが、恥ずかしくてあまり表に出せず窮屈な思いをしていました。 しかし高専に入って同級生と話してみると共通の趣味の人が多くいて、「あ、自分は変な奴じゃないんだ」と感じそこからはとても気持ちが楽になりました。 じつはこの高専、科にもよりますがそうしたアニメや漫画、ゲームが好きな人がほとんどです(笑)。あとは中学校というのは、私にとって 「すごく真面目にいなきゃいけない空間」だったので、この高専の自由な校風はその空間から解放してくれた感じでした。そうした意味ではほんとに自分の個性を 存分に出せる学校なんだなと思います。

3. 中学生へのメッセージ

制作実習や実験レポートというのは上記のように関心がないとかなりつらいものではあります。なのでとりあえず企業や大学への推薦枠あるからという考えや 他と比べて自由そうだからという考えでこの高専に入ろうとしている皆さんは一度立ち止まって考えてみるといいかもしれません。ただ定期テストなどは 真面目に授業をうけ理解するまでワーク等を行えば、じつはそこまで難しくないため赤点が60点だとしてもどうにでもなります。よって入ってからの学力的な面では そこまで心配しなくても大丈夫です。私はこの岐阜高専の校風やそこにいる友人、そして部活動によってめいっぱい自分の個性を発揮できるようになりました。 自分だけみんなと違うというのはありません。みんながみんな違います。専門的なものに関心ある人はもちろんのこと、自分をもっと表現したい!というひとは ぜひこの岐阜高専電気情報工学科を検討してみてください!皆さんに会えることを楽しみにしています。

山田さん

2023 電気情報工学科 4年

1. いま打ち込んでいることは?

今私が1番打ち込んでいることは、英会話です。理系学生は、英語に苦手意識を持っている人が多く、私もその内の一人です。現在、グローバル化した世の中、 エンジニアの分野も世界の人と対等にコミュニケーションを取ることは必要です。そこで私は、高専在学中に実践的な英語力を身につけるため日々頑張っています。

2. 学校生活はどうですか?

岐阜高専には、日々時間に追われる事なく時間にゆとりがあるという良いところがあります。この時間を有効に活用することで勉強や部活動はもちろん、 資格の取得など、いろいろなことに取り組むことができます。私は特に部活動に打ち込み、毎年開催される全国高専バトミントン大会に出場し全国3位になりました。 当然ですが、高専大会は初戦から全国東海大会です(笑)。また、開催県は全国各地で行われるためタイミングがよければ行ったことのない県に行く事ができます。 少人数ですが毎年行く楽しいプチ修学旅行で、優しい先輩方と仲良くなることが出来ました。今、私は部活動を通して先輩と後輩の楽しい関係性から日々充実した学校生活を送っています。 高専生活、部活動には絶対入るべきです!そこから高専生活、日々充実するための色々な情報がGET!できますよ(笑)。

3. 中学生へのメッセージ

岐阜高専を希望する理系女子へ!高専は、個性豊かな学生がたくさん入学しています。クラスは断然男子が多いですが、女子も少人数ながら頑張っています。 女子が一般高校ではなく高専を選択した時点で『個性が強い女子』の集まりなので大丈夫です。高専は男子も女子も似たもの同士の集まり、すぐに仲良くなれます。 また、クラスの男子の殆どは個性派揃い(色んな髪色)の優しいゲーマー(理系男子)ばかりです!電気情報工学科は、早いうちから専門科目など高度な内容を学びます。 電気回路やプログラミングなど分からないところがあれば、クラスの中はゲーマー男子に質問しやすい環境なため、安心して過ごすことができます。女子の少ないクラスの高専男子は、 みんな優しいですよ!高専生活5年間、高校とは違う時間の流れを是非感じてみませんか。

蜂谷さん

2023 電気情報工学科 4年

1. いま打ち込んでいることは?

私は部活でロボット研究会(ロボ研)に所属しています。ロボ研では毎年10月ごろに開催される高専ロボコンに向けてロボットの制作をしており、私は制御担当としてマイコンやセンサーを用いてロボットを動かしています。 またロボカップジュニア(ロボカップ)サッカーライトウェイトに地元の高専生、高校生とチームを組んで全国大会優勝を目標に活動しています。 最近はRaspberryPiやゲームを作るソフトのUnityに興味があって触っています。

2. 学校生活はどうですか?

電気情報工学科は実験のレポートや授業の課題などやることは多く大変ですが、集中して効率的にやれば自由に使える時間も多いです。また授業やテストでは低学年の内から専門的な内容を扱うため 理解するのはなかなか難しいですが、頭のいい友達や先生に聞けば教えてくれるのでテストは毎回何とか乗り切っています。また授業内容が将来の仕事につながるので普通の高校に比べて達成感も大きいと思います。 自由な時間では資格試験の勉強をしたりゲームをしたりと色々な人がいますが、私は部活やロボカップによく時間を使っています。岐阜高専は先生や専門的な図書、CAD等の有料ソフトの学生ライセンス、 3DプリンターやCNC等の特殊工具など知識面でも設備面でもとても充実しています。またロボ研の部室には私が中学時代にお金がなくて買えなかったパーツが何個もあるなんてこともよくあります。 こんな開発環境で開発しているのでクオリティも作業スピードも中学時代とは大違いですし、技術力の向上も自分自身で感じられています。

3. 中学生へのメッセージ

岐阜高専はかなり自由度の高い学校で専門的な先生も多いためやりたいことを実現しやすい環境だと思います。その反面学ぶ内容は専門的で決して簡単ではないため電気情報工学科では電気やプログラミングに 興味がないとかなり厳しいと思います。逆に言えば学ぶモチベーションさえしっかりとあれば勉強の面ではそれほど心配しなくてもいいと思うので、工作やプログラミングに興味がある人は是非岐阜高専の電気情報工学科をお勧めします。
 卒業生の声

丹羽 拓実

2018年度卒業 2020年度専攻科修了

「やってみたい」が叶う
  電気情報工学科では、自分のやってみたい事を叶えることができると思います。私は在学中、プログラミングコンテストやアプリ開発などに 挑戦することができ、あるコンテストでは賞を取ることもできました。また、友人と協力して課題を通知するLINEbotなども作ったりしました。 これらは全て「やってみたい」と思ったことをやってみた結果です。
  本学科では、このような「やってみたいこと」に対し、先生方は優しく協力をしてくれますし、 様々な設備は整っています。また、他の高校に比べて課題等が少ないので、興味のあることに時間を割くこともできます。行動をしなければ何もなく5年間卒業してしまいますが、 すすんで行動ができれば、きっと5年間を有意義に過ごすことが出来ると思います。
  電気や情報、ものづくりなどで「やってみたい」ことがある中学生の皆さんにオススメの学科です。
 E科生から見た高専の特徴

 高校・大学との違い

高専は「高校とも大学とも違う学校」とよく言われます。どのように違うのか以下で紹介します。

① 授業・テストの形式は大学に近い!

 岐阜高専の授業は、朝9:00始業で1コマ90分という大学に近い形式になります。中学から高専に上がると「90分長すぎ!」 と思うかもしれませんが、そのうち慣れてきます。また、1日に4限までしかないので、場合によっては2時半に授業が 終わる日があります。
 また、成績の付け方も大学に近く、ほとんどが授業で出される課題と、年4回の定期試験で決まります。それらが総合されて 10段階評価で成績は付けられますが、学年末の平均評定が6以上を取れなかった場合不合格となり、次学年へは仮進級となるので しっかり勉強する習慣を持った方がいいと思います!
 そして、カリキュラムも高校と違います。特に違いがはっきりしているのは数学です。 高校数学は基本、数学I、A、II、B、III、Cという順で受けると思いますが、高専は、専門科目に必要な知識を先行して付けていくので、 三角比などがいきなり最初に来ていたりします。逆に、専門科目で使わないような分野は取り扱わないこともあり、より実践的に学ぶことが できます。

 ※職員注: 2022年の学習指導要領から高校で数学Cが復活しますが、ここでの数学Cは過去に行われていた行列などの分野を指しています。

② クラスは5年間ずっと一緒!

 岐阜高専では、1学年各学科1クラスとなっており、1クラス約40名です。クラス単位で授業を受けたり、球技大会などに参加するのは、高校に近いかもしれません。また、5年間クラス替えは一切ないので、割と仲がいいクラスが多いです。

③ 制服はありません!

 こちらは大学に近いかもしれませんが、岐阜高専では1年生から私服で登校します。体育などで使うジャージなどは学校指定のものがありますが 服装は基本自由です。また入学式の服装は、中学校の制服でも大丈夫です(大半はそうです)。もちろんスーツなどでも構いません。ですがその次の日 からはもう私服登校です。

④ 高専祭・専門展というイベントがあります!

 岐阜高専では、毎年10月下旬に「高専祭」という学校祭(文化祭、学園祭)があります。学校祭は他の高校や大学等でもあるかもしれませんが、 高専祭独自のイベントとして、「専門展」というものがあります。専門展は各学科第4学年の学生が、今までで培った知識や技術を利用し、テーマを決めてその技術を紹介する イベントです。毎年工夫を凝らした作品が数多く展示され、外部の方からも高い評価をいただいています。

 電気情報工学科の良さ

 自分の適正を見極めてからコースを選ぶことができます!

 電気情報工学科は本校では唯一コース制をとっています。コースには電気電子工学コースと情報工学コースがあり、学生は4年生でコースに別れて学びます。 電気電子工学コースはエネルギーからエレクトロニクスといった電気電子系技術の修得を目指したもので、情報工学コースはコンピュータサイエンスやネットワークシステムの応用技術の修得を目指したものです。 コース選択は3年生の10月以降に実施するので、1年生から3年生の間で自分の適性を見極めてからコースを選ぶこと可能です。さらに、平成29年度からはコースごとの科目を見直し、 両コースの違いを鮮明にして専門性をより高めました。5年生ではほとんどが選択科目となっており、得意な科目や興味がある科目を多く選択でます。

教育内容・設備

 電気情報工学科のみの資格試験免除があります!

 電気情報工学科は電気工学科が改組された学科ですが、電気工学科の伝統も引き継いでいます。そのため、電気電子コースに進み、特定の科目の単位を取得すれば電気主任技術者の筆記試験を行わず、認定で取得することができます。 電気主任技術者は、国家試験の中で難しい資格とされており、電験三種でも5〜10%程度の合格率しかありません。企業によっては電気主任技術者の取得を必須としているところもあります。

資格・就職・進路

 基本情報技術者試験に合格しやすいカリキュラム!

 基本情報技術者は情報技術者なら持っておきたい国家資格の一つです。IT企業ではこの資格を持っていると優遇されているところもあります。情報工学コースのカリキュラムでは、基本情報技術者の試験内容のほとんどの内容を網羅しており、卒業までにはこれと同等以上の知識を学ぶことになります。したがって、まじめに勉強するば合格率は高くなります。

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 英語コミュニケーション力を鍛えることができます!

 電気情報工学科では、海外研修(短期留学・インターンシップ)を推奨し、参加学生には奨励金を支給しています。全学科の中で電気情報工学科が最も多くの学生が海外研修に参加しています(平成28,29年度調べ)。 また、海外に行かなくても本校で行うエンパワーメントプログラムに参加すれば海外留学と同じ環境を作ることができ、英語コミュニケーションにおいて海外留学とほぼ同等な効果を得ることができます。 また本校では、アメリカ・ドイツ・フランス・シンガポール等から短期・中期の留学生を受け入れており、電気情報工学科は最も多くの短期・中期の留学生を受け入れています。こうした学生と接することで 英語コミュニケーション力を自然と鍛えることができます。

 様々な大学へ進学しています!

高専では、5年間の過程を終えると、他大学へ編入学することが出来ます。基本的に3年次編入となり、電気情報工学科でも多くの学生が様々な大学へ進学しています。以下にその例を示しています。

岐阜高専の就職・進学実績

 就職も非常に強いです!

電気情報工学科の求人倍率は例年20倍以上あります。その中には国内の有名企業の名も多くあり、一般的な大学生よりも圧倒的に就職がしやすくなっています。

岐阜高専の就職・進学実績
 E科生に聞いてみました!

 さらに、よりリアルなこの学科と学生生活をお伝えするために、今回のホームページ更新に伴って、アンケートを行いました。今回は平成29年度の電気情報工学科の全学生の中で120人に回答していただきました。

Q1. なぜ電気情報工学科を選びましたか?

電気(情報系)に興味があったから
プログラミングを学べるから、したいと思ったから
オープンキャンパスで面白そうだと思ったから
電気関係の仕事をしてみたいと思ったから、就職率が高いから

  一番多かった回答はやはり電気や情報に興味があり、この学科を選んだという意見でした。 中学生卒業後から、専門的な内容が真っ先に学べるという点は高専の最大の利点だと思います。 オープンキャンパスや高専祭の専門展でこの学科をよく知った方もいたので、まだ行ったことない方は 是非お越しください!

Q2. 入学時に困ったことは何かありましたか?

どうやって勉強すればいいかわからなかった
電気情報工学科(E科)と電子制御工学科(D科)の違いがわからなかった
低学年は専門科目が少なかった
通学が大変だった

 よくある内容が並んだと思います。特に入学前においてE科とD科の違い分からないという質問はよくあります。 電気情報工学科では電気工学・電子工学そして情報工学の幅広い内容を扱うために、低学年において各分野の基礎を学んだあと、高学年においてコース制をとることにより各分野について深く学ぶことができます。 一方,電子制御工学科では機械工学・電子工学・情報工学の幅広い内容について、ロボット(あるいはメカトロニクス)という観点で必要となる内容に絞って学ぶ学科です。もっとわかりやすい説明 は学校説明会など、定期的に開催しており、また体験入学なども行っておりますのでそちらで確認していただければと思います。

Q3. あなたが選択したい(した)専攻コースはどちらですか?

 3年生1月頃にコース分けがあり、そこで自分が学びたいコースを選択し、さらに深く知識を身に付けていくことになります。 アンケート調査結果のように、低学年においては情報工学コースの人気が高いですが、3年生のときにはクラスによってどちらのコースの希望者が多いかは異なります。 電気電子工学コースおよび情報工学コースには定員(情報工学コースの人数はクラス人数の半分を超えない、または1/3を下回らない)があるため、 必ずしも希望通りにいくとは限りません。希望者数が定員内に収まらない場合は、成績と実践技術ポイントにより順位付けし、上位の者からコースを割り当てます。

Q4. あなたが持っている資格を教えてください

英検
数検
漢検
基本情報処理技術者(FE)
アマチュア無線
危険物取扱者(乙4等)

 各種資格検定を合格すると先述の実践技術ポイントが付与されます(他にも付与される条件があります)。ポイント数は資格ごとに 設定されているので、学生は実践技術ポイント認定表を見て「どれを取れば得だろう...」みたいなことを考えます。取りやすいのは英検、漢検、数検等の検定です。 それに加えてアマチュア無線、危険物などは多くの人が受験します。またTOEICは3年生の時点で一度一斉受験が行われ、その結果も ポイント認定を受けることができます。さらに情報系では必須ともいわれる「基本情報技術者試験」も多くの学生が受験しています。

Q5. 現在どのようなことに興味がありますか?

プログラミングをすること
ゲーム制作
アプリ開発
音楽制作
ディープラーニングや人工知能
電動機や発電機(モータ)

 電気情報工学科といえど、やはり情報系の人気は高く、プログラミングに関連する内容が今回のアンケートでは上位に来ています。 ゲーム制作やアプリ開発などをやりたい学生がとても多かったのですが、学校ではプログラミングの基礎が学べるだけで、本当に自分が作りたいものは、 自分で勉強して作っていかなければなりません。ですが興味とやる気さえあれば、色々なことを開拓できるスキルが身につくのも高専の魅力だと思います。

Q6. 高専に入ってよかったと思うことは何ですか?

同じ趣味の人が多い
休みが多い
学校が楽しい
やりたいことが出来る
専門科目が先取りできること

 やはりアニメやゲームなどの趣味、好きなものが近い人が多く集まるので、自然と会話も広がっていきます。また休みも高校よりは断然長く、自由な時間が多いのは高専の醍醐味です。

入学を検討している中学生の皆さんに一言お願いします

高専はやりたいことが学べて楽しいです!
興味があればきっと楽しい場所だと思います!
特別なことがたくさん学べて良い経験がたくさんできるので是非来てください!
勉強は自主的に勉強する習慣が大事です。
高専には色々な人が集まってきているので面白いです。
©National Institute of Technology(KOSEN), Gifu College
Department of Electrical and Computer Engineering