研究室紹介(平成 12 年度)

卒業研究テーマ

  岩佐 要    ニューラルネットによる時系列の学習と想起
  高木 潤    カオスニューラルネットによる未知パターンの学習と忘却
  長江 吉彦  カオスニューラルネットによる未知パターンの学習法

特別研究テーマ(専攻科)

  畑中 誠    カオスニューラルネットワークによる未知パターンの学習と想起

ニュール © M. Hatanaka

研究室だより

D口ボス「やぁみんな、まずは卒業おめでとう。
     気が楽になったところでやってもらいたい仕事があるんだ。
     内容は前に話した通りだよ。
     しつこいようだけど、改めて仕事の確認をしよう。
     『D口研究室の今までの研究内容を整理する』こと。
     毎度のことだけど、しっかりやって下さい。
     君達の仕事が今後の電気情報工学科にとって
     重要なものになるんだから。
     では健闘を祈ります」

ゴォーーーーーーーー (※ボス帰国)

T木「はっはっは、愛妻家だなーボスは。幸せ一直線だぜ」
I佐「わっはっは、いえてるいえてる。それにしても
  研究とか調査なんて自分のことだけで限界だぜ。
  そんなところまでやってられっかってーの」
N江「そうそう、後半戦なんか泊り込みが多かったし…。
  研究室も移動するし、卒論仕上げなきゃならなかったしね」
T木「まぁまぁ、ぶつくさ言ってないで仕事の方を進めようじゃないか」
I佐「お前が言うな」
 ※素早く突っ込み
N江「ほほぅ、そんなことを言うのかね。寝てばかりのT木君」
 ※手痛い突っ込み
I佐「しかも卒論ではN江さんと前半部分が似ていたために
  書き直しをくらったそうじゃないか。まったくドジだねぇ」
T木「わはは、やめてくれよ。別に狙ってやったわけじゃないんだぜ。
  偶然の一致ってやつだよ。 …まままぁそれは置いといて、
  ボスの調査依頼の件はどうしたものかねー、俺やる気ないよ」
N江「大体こーいうものはI佐さんがやってるんでしょ。どうなった?」
I佐「ああ、まずはこの写真を見てくれ」
 ※I佐、机引き出しを開ける。
N江「I佐さん、変なラブコメ本はもういいからな」
T木「勘弁してくれよ、俺まで勘違いされるんだからな」
I佐「フフフ、それは又の機会に見せてやろう」

N江&T木(そんな機会があるのか!)

I佐「とりあえずはこの研究室にある計算機の紹介だ。我々の操る計算機は
  fatima,falcon,force,fantasy,future,fall,fivestar,funcargoの
  計8台。今はちょっと元気がないけど、flower(Mac)や
  他にも怪しい戦友達でいっぱいだ。386VR,friend君達は…
T木「戦死してしまったとさ、めでたしめでたし」
N江「露骨ですな、T木さん」
T木「だってー遅いんだからーしょうがないってぇー」
I佐「昔は高かったんだぞ、彼らも死ぬその時まで全力だったんだ!
  殉職だね、じゅ、ん、しょ、く!」
N江「この研究室唯一のWIND◯WSのOSはfuncargoだけだね、彼には卒研発表など
  で活躍してもらったよ、USBポート認識しないけどね。やれやれだぜ」
I佐「その他の情報としては、プリンタ専門にfallが死ぬ気で頑張ってる。
  所詮は堕ちたマシンの末路よ。あとforceは密かに二代目だぞ」
T木「おーっと、この研究室初心者の皆さん、そこのアナタ!
  実はここのマシンのほとんどはパソコンとは言わないんですねー。
  『WS(ワークステーション)』って言うんですよー。
  覚えておきましょうねー。あと全部のマシンの名前は『f』から
  始まっているのもポイントですー。分かりましたかぁー?」

I佐&N江(お約束ながら、誰に話しているんだオマエ)

N江「…えーっと漢字変換用にfutureが働いているね。っていうか
  俺の使っていたWSがfutureだった。遅かったなー」
I佐「俺の使ってるfalconもそんなにスペックが悪いわけじゃないんだけど…
  T木さんのWS『fantasy』のスピードに比べると段違いで遅いんだよな。
  さてさて、今日も上記の理由によりfantasyさんに働いてもらおうかな」

falcon「rlogin fantasy」
   ※fantasyの処理速度が落ちたことに気づくT木

T木「やめろI佐!」
I佐「フフフ、お前みたいな年中寝てるような奴にfantasyは
  必要ないんだよ。ほぅーれ、リソースメーターは今日もてんぱり」
N江「おれもfuture遅いしね。fantasyさんに頑張ってもらおうかな」

future「rlogin fantasy」
   ※『x-load(リソースメーターみたいな物)』に線が一本追加される

T木「なんてこった」
N江「悔しかったら普段から真面目に研究するんだな」
I佐「funcargoでだらだらとインターネットしていればいいのさ、
  Macでエミュレーターを走らせてもらっても構わないぞ」
T木「ふん。後でヤッテヤルカラナ…」
N江「MacといえばI佐さんの研究結果はこれで確認してたよね」
I佐「曲の想起ってものだったけど、やっぱり出力結果は怪しいものばかりだね」

Mac「てろりらりー、りらりらるー ………」

T木「よなよなD口研究室に響く恐怖のメロディ」
N江「先代もこんな音を鳴らしてたんだよね」
I佐「ははは、何が元になっているのかが良く分からなかったしね」
N江「一応これもD口研究室の研究内容なんだよねぇ…
  D口研HPにこのMIDIデータがあるから聴ける皆さんは聴いてみよう」
T木「ごめんN江さん、すっかり解説キャラになってしまったよ」
N江「気にするな、S◯NYの漢は寛大なのだよ」
I佐「アンタ漢だぜ」
T木「アンタ漢だぜ」
N江「ファファファ! そういえば、GBソフト作成ツールがあるから
  俺の跡を誰かに引き継いでもらうかな」
I佐「RBもあるからそちらの方も攻略しないとね」
N江「RBはリアルベーシックっていうプログラムソフトだよ」
T木「ま、どっちにしろ俺には関係のない話だけどね」

N江&I佐(少しは関係しろ)

N江「それにしても研究室、新しくなったねぇ。ゴッキー(ゴキブリね)と
  仲良くしてた頃とは多違いだよ。ついでにOAフロアーだしね」
I佐「昔あった研究室とは位置はそんなに違わないよね、三階だし」
T木「赤い水(もれなく鉄分200%)も出ないし、なんだか涙が出てくるぜ」
N江「料理とか出来るんじゃないの?ガスとかもあるし」
I佐「今年こそはここで料理してやるぞ」
T木「何を作ってくれるのかな、同じ研究室で同じ専攻科生のI佐君?」
I佐「男は黙ってカレーでしょ!」
T木(それしかないのか…)
N江「やれやれだぜ」

T木「はぁはぁ、ニュ、ニュ、ニュ、ニューラルネットォォ!」
I佐「け、け、結合荷重!外部入力、相互結合、不応性!」
N江「大丈夫か、いい加減発作が出てきたな…」

T木「それにしてもいい加減、嘘でも何でも報告出しておこーぜ。
  何とかしないと泊り込みだぜ?」
 ※I佐さんの資料を手にとるN江。
N江「いいんじゃない?こんな感じで。なんとなく分かるでしょー」
T木「面白いね、歴代の先輩方もこれで納得。こりゃ感動ですよ、旦那!」
N江「こりゃ、D口ボスも感動で目頭が熱くなること間違いなしですな」
T木「わははははは。これで特別研究はカットだね」

I佐(それはねーだろ)

I佐「そだね、じゃぁ最後に1つだけ、誤解だけは解いておこうか」
T木「I佐さんがヤバいってことですかね」
N江「I佐さんがラブ◯メ人間っていう恥ずかしい事実ですかね」
I佐「まぁ、それはどうでもいいから。むしろそれは事実だからー」

T木&N江(少しは否定しろよ)

I佐「ということでこのページを見ている皆。この研究室は
  ゲームが出来ないと入れないというわけじゃないんだ、
  単にゲームが好きな人が集まってくるだけなので。
  誤解が多かったみたいなので、ここで改めて申し上げますー」
N江「しっかりやっていれば素晴らしい環境のもとで研究生活を
  おくることが出来ますよ。I佐さんとT木さんの二人が
  まともにやってくれればの話ですけどね」
T木「ということで俺は常に可愛い女の子を募集してます」
I佐「すんなよ」

N江(こりゃ駄目だな)

N江「じゃ、報告するべよ」
T木「んじゃよろしく頼むっぺ」
I佐「任せとけ」

ガリガリガリガリ………

N江&T木「最後の最後でフロッピー?!」


かくしてD口研究室のデータはFD一枚に収まってしまうのであった。
そして、『新世紀超絶怒涛!ディェンジャラスDATA込FD』は我らがボスへ。
しかし実際のところ、この研究室の真のデータはどんなメディアにも収まらないのだ。
隠された真実に興味のある人は是非D口研究室に足を運んでみるといい。
きっと、ぜったい、(だけど)たぶん、君もここが好きになるだろう。


    ※そしてD口ボスに一枚のFDが届けられた。
     …ラベルを見るボス。

D口ボス「なんだなんだ、このデータは。
    『おいしいインスタントラーメンとペットボトルランキング』
    『ゴザと生きた一年間』
    『Macとエミュレーターと魔界村』
    って何も研究と関係ないじゃないか、あれだけ
    人材が揃っていたのにどうしてだろう…」

    ※深く溜息をつくボス。

D口ボス「そして皆…重要なことを忘れているじゃないか。
     僕のMacはフロッピーは読めないんだよね、
     時代はスーパーディスクとDVD-RAMって言ってるじゃないか」

    ※ボスはFDを捨ててしまった。

そしてまたまたD口研究室の調査結果は日の目に出ることがないのである。