本研究では、結合荷重を規格化する方法として次の方法をとった。
i番目の素子の中で、j番目の素子から来る結合の
結合荷重を と表現する。
素子数を N 個とすれば i 番目の素子の結合数は N-1 で
j は、
の整数である。
この中で、i 番目の素子の結合荷重すべての中から絶対値が最大のものを探す。
絶対値が最大のものは n 番目のニューロンからの結合とすれば、
が最大である。
このような時、
規格化後の結合荷重
として規格化を式(5.3)で定義する。
式(5.3)で は規格化後、
すべて結合荷重を絶対値で表現した時の最大値である。
以下、
を規格化における標準最大値、
または単に標準最大値と呼ぶことにする。
この処理ををネットワーク内の全素子に対して行う。
つまり、規格化後の結合荷重の絶対値は、標準最大値
以下となる。
また、この処理は、学習により結合荷重が変化するごとに行う。