学習の元となり, 理想的な出力としての値として教師信号を必要とするため,これを作成する. 使用する教師信号としては, 本研究の目的として同じフレーズを繰り返し 最後に別のフレーズが存在する曲である必要があり, この条件を満たすために「チューリップの花」を使用した. 横軸を音の長さ,縦軸を音の高さをそれぞれ変換した値で 表示したグラフを図 5.2 に示す. この曲はAの部分とBの部分が全く同じとなっているため, 過去の音を情報として付加して Cの一つ前の音を入力してCの音を出力させる条件において 過去の音の情報が10音以内しか与えられない場合, 次の音がCであるかDの音であるかが判断できない.