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出力方法

単純パーセプトロンを使って2入力から1出力を得る場合を考えてみる。図 3.2において、それぞれの結合荷重の添え字は、一番目の入力層から一番目の中間層への結合荷重は$W_{11}$、一番目の入力層から二番目の中間層への結合荷重は$W_{12}$となっている。中間層から出力層への結合荷重も同じようにそれぞれ$V_1$$V_2$、入力層への入力は$X_1$$X_2$、中間層の出力は$a_1$$a_2$、出力層の出力は$y$となっている。 また、入力層の閾値ユニットと中間層の結合荷重は$W_{10}$$W_{20}$、中間層の閾値ユニットと出力層の結合荷重は$V_0$である。出力関数$f$は階段関数である。

図 3.2: 単純パーセプトロン
\includegraphics[scale=0.8]{simpleperceptron.eps}

まずは、中間層の出力値$a_1$$a_2$を求めてみる。


\begin{displaymath}
a_j = f\left( \sum_{i=0}^{2}W_{ji}X_i\right)
\end{displaymath} (3.1)

閾値ユニットの入力$X_0$は常に1で、それに結合荷重$W_{10}$$W_{20}$をかけることによって閾値処理を行っている。

中間層の出力が求められたら、次は出力層の出力$y$を求める。


\begin{displaymath}
y = f\left( \sum_{i=0}^{2}a_iV_i\right)
\end{displaymath} (3.2)

ここでも、閾値ユニットの入力$a_0$は常に1で、結合荷重$V_0$を書けることによって閾値処理を行っている。



Deguchi Lab. 2014年2月25日