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実験方法

実際の気象予測において翌日の天気を知りたければ, 1日に1回今日の観測結果を入力して予測するだけでよい。 それに対し今回の実験は, 過去の観測データから各日付ごとに予測を行い、 実際の観測データと比較した結果を 出力したのちにその結果全てを統計的に評価した。

今回の実験では、1990年1月1日から2010年1月1日まで数えて 21年間の気象データを入力として、同じデータで気象の予測を行い、 その気象予測の結果と実際の観測データとの気温の予測誤差と、 降水の有無の適中率をそれぞれ出力し比較した。

過去の研究では入力データと予測日は違うデータを使用していたが、 今回の実験は、学習データも予測データも多く、 また、毎年同じような気象が繰り返されることを前提とした予測である。 また、1990年から2010年までの気象データを入力データとして、 2011年の東京の気象データを表5.16と同じ条件で予測した結果、 80,67%とほぼ今回の実験データの79,16%と変わらない結果が出た。 さらに、去年とほぼ同じ条件で学習データと同じデータで予測すると、 64.65%とこちらもほぼ同じ結果が出たので、 予測するデータが学習データに含まれていても影響は少ないと考えた。



Deguchi Lab. 2013年2月28日