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ベクトル量子化[5]

解析を必要とする情報は必ずしも1次元と決まっているものではない。 画像の解析を必要とするならば2次元、 テストの点数を解析するならばその教科数分の次元を必要とする。

そのような多次元のデータの処理を行うために ベクトル量子化(Vector quantization:VQ)によるデータの単純化がしばしば行われる。 ベクトル量子化は各次元のデータを取り込んでベクトル化したデータを、 代表するテンプレートにより量子化することである。

量子化したデータはそのテンプレートからの差異を表した低い次元のデータとなり、 元々の多次元データはそのデータと代表テンプレートのデータから取得することができる。



Deguchi Lab. 2013年2月28日