実験1

まず$\Delta w$の値を0.001から0.070まで0.001刻みで計70通りについて、動的想起による最大想起成功数を調べた。素子数は100, 150, 200, 300でそれぞれ行った。

$x$軸に最も想起できたときの$\Delta w$、$y$軸に最大想起成功数をとった時の各素子の様子をグラフ化したものが図 5.3である。素子数が100のときには23個のパターンしか想起に成功していないが、素子数が300のときには最大で46個のパターンを想起することに成功している。

これによって、過去の研究と同様に素子数が多くなるほど想起成功数が増加すること、0.05以下が最適なものであるらしいことが確かめられた。 また、最も想起できる$\Delta w$は素子数を増やすほどに小さい値となっていることがわかる。

図 5.3: 各素子における$\Delta w$と想起成功数の関係