5.4節の実験と同時に不応性に関する実験を行った。
不応性
の値については既に過去に研究がなされ、最適な値について検討、考察がなされている[3]。
しかし、逐次学習では
は
と共に学習の判断式に用いられている。
その中で適切な
の値と過去に使用されていた
の値には大きな差異があったと明らかになった。
そのため
についても再検討すべきと考えた。
軸、
軸については5.4節の実験と同様である。
この結果はネットワークの素子数200の実験結果であるが、
学習パターン数が飛躍的に伸びている事が分かる。
加えて同時に利用された
と
の値が極めて小さい。
このことからも
の値を再検討する必要があることが分かる。
また、逐次学習においてはこの2つのパラメータが相互的に作用していることからも、
と
の両側面から実験を行う必要があるといえる。
そこで、それぞれの値の組み合わせによって学習がどのように変化するかを調べた。