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目次
カオスニューラルネットワーク
カオスニューラルネットワークは,カオスニューロンを用いて構成されたリカレント型ニューラルネットワークである。このネットワークにおける
番目のニューロンの出力は,式(3.4)で表される[4]。
 |
(3.4) |
: 時刻
における
番目(
)のニューロンの出力
:
番目の外部入力
から
番目のニューロンへの重み
: 時刻
における
番目(
)の外部入力の大きさ
:
番目のニューロンから
番目のニューロンへの重み
: 外部入力項に対する時間減衰定数(
)
: 他のニューロンからのフィードバック入力項に対する時間減衰定数
番目のニューロンの不応性の時間減衰定数(
)
:しきい値
: 不応性の項をスケーリングする定数
: 軸索の伝達関数
: 不応性のフィードバックの大きさを求める関数
ここで外部からの入力を表す項を
,ニューロン間の相互結合を表す項を
,ニューロン自身の不応性の項を
で表すと,それぞれの項は次のように簡略化できる[7]。
 |
(3.5) |
式(3.5)を用いると,
番目のニューロンの出力は次のように表される。
![\begin{displaymath}
x_i(t+1) = f[\xi_i(t+1)+\eta_i(t+1)+\zeta_i(t+1)]
\end{displaymath}](img62.png) |
(3.6) |
Deguchi Lab.
2016年3月1日