これらよりまず,(3)のを増加させるという方法が最も学習能力が低いということがわかる。同図において,同一パターン連続入力回数を固定して学習成功パターン数と比較すると,(3)は他に比べて学習成功パターン数が少なくなっている。同表からも,全162パターンの学習成功に要した連続入力回数が最も多くなっていることがわかる。よって,(3)の方法は学習能力が低いといえる。
同図では(1),(2)の結果に大きな差は見られないが,同表の結果より,(2)のを減少させる方法の方が学習能力が高いということがわかる。
これらの結果から,を学習中に減少させる方向で変化させることは,学習能力の向上につながるものであると考えられる。