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実験内容

実験1では,(1)$\Delta w$が学習中一定の場合,(2)$\Delta w$を学習中減少させる場合,(3)$\Delta w$を学習中増加させる場合,の3つの方法で学習を行い,その結果を比較する。

入力するバイナリパターンは,過去の研究[5,2]で用いられたものと同じパターンを使用する。またその数は162個とし,過去の研究と条件を同じにする。表5.1に,今回の実験におけるパラメータの値を示す。このパラメータ設定も,過去の研究と条件を同じにしたものである。なお,特に断りのない限り,今後の実験は全て,入力パターンとパラメータ設定はこの条件で行う。

そして,(1)〜(3)における$\Delta w$の値の変化のさせ方を表5.2と図5.2に示す。この3つで比較を行うのは,$\Delta w$を学習中に減少させるという手法の有効性を確かめるためである。(2),(3)における$\Delta w$の変化のさせ方をこのように設定したのは,(1)の値を中心に同スケール±1の範囲で変化させるのが適当であると考えたためである。


表 5.1: 各種パラメータの値 ※参照 式(3.4)
パラメータ パラメータ パラメータ パラメータ
$\varepsilon$ 0.015 $v_{ii}$ 2.0 $\alpha$ 0.0006 $\theta_i$ 0
$k_s$ 0.95 $k_m$ 0.10 $k_r$ 0.95    


表 5.2: $\Delta w$の変化のさせ方
$\Delta w$の変え方 $\Delta w$の値
(1)一定 $\Delta w = 3.0\times 10^{-6}$
(2)減少 $\Delta w = 4.0\times10^{-6}-2.0\times10^{-8}\times\mbox{(セット数)}$
(3)増加 $\Delta w = 2.0\times10^{-6}+2.0\times10^{-8}\times\mbox{(セット数)}$

図 5.2: $\Delta w$ の変化のさせ方
\includegraphics[scale=1.0, clip]{data/comp1-2.eps}



Deguchi Lab. 2016年3月1日