next up previous contents
Next: 実験結果 Up: 実験5 ―入力パターンを変える― Previous: 実験5 ―入力パターンを変える―   目次

実験内容

実験5では,これまで用いていたパターンと違うパターンを入力に用いて実験を行う。今までと異なるパターンのセットを他に3種類用意し,これらを入力として同様に学習実験を行う。それぞれのパターンを入力した場合において,$\Delta w$を一定にしたときと,変化させたときの結果を比較する。これにより,学習中に$\Delta w$を変化させるという手法の一般性を確かめる。つまり,この手法がある特定のパターンに対してだけではなく,一般的に学習能力を向上させる能力を持っているかを確認する。

ここでの$\Delta w$の変化のさせ方は,線形,変化の幅 $2.0\times 10^{-6}$,中心の値は $4.0\times 10^{-6}$とする。これまでの実験結果からこの変化のさせ方が比較的良い学習能力を示したため,これを採用する。

用意したパターンは次の3種類である。まずひとつめのパターン(1)は,これまで同様1と$-1$の比率が50:50で,その内容を変えたものである。次のパターン(2)は,1と$-1$の比率が51:49のものである。この51:49という比率は,過去の研究[8]において入力パターンとして望ましいとされた比率である。最後のパターン(3)は,1と$-1$の比率を固定せず全くランダムに生成したパターンである。



Deguchi Lab. 2016年3月1日