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連想記憶

人間は自分の脳に蓄積された記憶を、連想によって検索すると言われている。 ニューラルネットワークにおける連想記憶(Associate memory)とは、 複数個の入力パターンのうち一つをニューラルネットワークに入力したときに、 対応する出力パターンを出力するように、入出力パターンを記憶することである。 入力パターンと出力パターンが同じベクトル空間となる連想記憶を 自己相関連想記憶(Autoassociative memory)と呼ぶ。 異なるベクトル関数空間となるものを相互相関連想記憶(Hereroassciative memory)と呼ぶ。 自己相関連想記憶とは、例えば、ワープロの文字を記憶しておき、 手書きの文字などを入力した場合、記憶しているワープロの文字がどれに一番近いかを答えることに相当する。 相互相関連想記憶とは、「りんご」は「赤い」と連想するように、入力と出力の関係を記憶して、与えられた入力に対してそれにあうような出力を出すことに相当している[3]。



Deguchi Lab. 2015年3月4日