「1」と「」の比率が49:51の学習パターンセットを学習させたときの、
学習パターン数と学習成功パターン数の関係のグラフを
図 5.5に示す。
軸は入力パターン数、
軸は学習成功パターン数を表す。
このグラフには10セット分の結果が重ねて表示してある。グラフを見ると、比率は一定でも、
学習パターンセットが違うと、学習成功パターン数に大きなばらつきが生じていることが分かる。
特に学習能力が落ち始める学習パターン数が140〜150あたりの所でばらつきが大きい。
次に、各比率における学習パターン数と学習成功パターン数の関係についてグラフ化したものを、
10セット分の学習結果の平均をとったものを図 5.6〜図 5.16に示す。
学習成功パターン数の移り変わりに焦点をおいて結果を見ると、
どの比率でも、140〜150パターン目あたりまで完全学習ができており、
一度完全学習ができなくなるパターン数になると、一気に学習数が減っている。
ただし、49:51のグラフが他のグラフと比べて特徴的なのは、
学習能力が大幅に落ちる、学習パターン数が200より大きい時の学習成功パターン数が、他の比率よりも多いことである。