ネットワークの学習の度合を評価するための誤差の求め方を決めておく。
終値の素子の出力を 、教師信号を
とする。また終値の誤差を
として終値の誤差を、
で求めることにする。毎回の学習でこの誤差を1時間ずつ求めて平均し、各学習での誤差とする。
予測結果の誤差については予測値を 、実際の値を
、誤差を
として
という式で各時間の誤差を求める[7]。
同様に為替の実際の値を正規化し、正規化されている予測結果の誤差を求める。
正規化した実際の値を 、正規化された予測結果を
、誤差を
とすると、式 (5.4)で表すことができる。
ここで
を正規化誤差と呼ぶことにする。