これまでの研究[1, 2, 3, 4, 5, 13, 14]では, 要素 1, 0 の割合がほぼ 1:1 となるようなパターンを自己相関学習させ, サーチアクセスの特性を調べていたので, 第 6.2 節で示した式 (6.1) を使用していた。
しかし,本研究では,
パターンの要素の割合を変更した時の想起状態を調べるため,
パターンの要素平均 を差し引いた相関により,
シナプス結合を設定する必要がある[8, 11]。
この平均
を考慮して式 (6.1) を変更すると,
次式のようになる。
この式により,学習させるパターンごとの要素平均を計算しておけば, それに応じて自己相関学習をさせることができる。