next up previous contents
: ユーザインターフェース : マイコンプログラム : 動作確認   目次

結果

マイコンとSqueak間の通信プロトコルが決定し、マイコンにプロトコルに対応するプログラムを書き込み、動作確認ができた。2007年8月に、Squeakのインターフェースが未完であった為、バッチ処理に関連するコマンドを除いた状態のプロトコルでレスクロを公開講座に使用したが、コマンドを全て数値で扱う必要があり、子供たちにとってそれはやはり不便で難しい内容であるようだった。また、バッチの登録時にコマンドの間に逐一wait命令を挿まなければならないのは非常に不便である。よって、プロトコルの煩雑な部分を吸収して取り除けるようなレスクロ用のモーフをSqueak上で作成する必要がある。具体的には、「前進」や「センサ左」のような、見ただけで何の処理をするのかがわかる部品を用意する。バッチ処理に関しては、作ったスクリプトを変換することで、それをそのままバッチ処理にして書き込むことができるような仕組みを用意する。また、動作確認に用いたシリアル通信用のモーフは、図7.6のように使用者が誤って中身を変えてしまう可能性の高い構造をしているため、その点も改善する必要がある。

図 7.6: 利用者が誤って中身を変えてしまう可能性がある
\includegraphics[scale=0.92]{images/faultyMorph.eps}



Deguchi Lab. 平成20年3月5日