スクリプトコンバータ

RCMorphから簡単にバッチ処理を登録して実行するためには、Squeakのタイルスクリプティングで作成されたスクリプトをバッチ処理としてそのまま書き込めるような仕組みが必要である。そのため、スクリプトをバイトストリームにコンバートしてマイコンに送信するメソッドを用意した。それがbatchConverterカテゴリのインスタンスメソッド、`convertToBatch: player:'である。このメソッドをモーフから扱うため、「コンバート実行:」タイルを用意した。コンバート実行:メソッドの引数にコンバートしたいスクリプトのタイルを与えて実行すると、バイトストリームは要素番号selectedBatNumのbatchStorageに保存される。コンバータの使用に際して知っておくべきことを以下に示す。

• selectedBatNumは書き込み先バッチ番号に対応しているため、値を設定してからコンバートする。値の変更のためのタイル、「コンバートする番号の設定:」を用意したのでこれを使用する。

• コンバートできるタイルはバッチ処理中に実行できるもののみである。よって、バッチの削除コマンド等がスクリプト中にあっても無視される。

• コンバートが成功すると、変換されたコマンドと総ページ数がWorkspaceに表示される。エラーが起こる場合も同様に表示される。

• ターミネータは自動で挿入される。よってターミネータを送信するタイルは用意していない。

• 条件分岐はSqueakでも使用される「テスト はい/いいえ」タイルを使用して行う。その際、「テスト」の横には一番最初に`receivedData'タイルを置き、通常モード中A/D入力によって得るデータと比較されるようにしておかなければならない。また、比較演算子が$=$, $<$, $<=$, $>$, $>=$, ~$=$（Squeakにおける$!=$）以外のものではエラーとなる。