![]() ■資格に関する免除について 電気情報工学科の所定の科目単位を取得し条件を満たすと資格試験等の免除の特典があります。 第二種電気主任技術者資格認定試験の免除(要実務経験)* 第三種電気主任技術者資格認定試験の免除(要実務経験)* 第二種電気工事士の筆記試験の免除* 技術士の1次試験の免除(要実務経験[実務修習プログラム]、2次試験)** *これらの免除を受けられるのは、免除認定学科である電気情報工学科のみです。 また,電気情報工学科には、実践技術単位という学科独自の制度があり,在学中の各種資格取得を推奨しています。 この単位は、コース編成、卒業研究配属、大学編入推薦などの選考に関わるよう規定されています。 実践技術単位は各種資格取得を,学科独自の単位として認めています。しかし、高専は各種資格取得を目指す専門学校とは違った高等教育機関であります。むやみに資格を取得するのは、高専の本来の姿ではありません。なぜなら、電気情報工学科のみならず高専を卒業した学生は、わざわざ簡単な資格を取らなくても、それだけの実力があると社会的に認知されているからです。 したがって実践技術単位は、資格だけでなく、学生の学会発表、ロボットコンテスト(クラブ活動は除く)など幅広い活動に対して単位を認めています。第3学年に実施されるTOEIC以外の受験・参加は本人の自由で、自分のレベルにあうよう技術の向上を目指しています。代表的な例を表で示します。
*第3学年から第5学年の申告分を掲載(平成22年3月概算)。
実用英検(準2級:33%)・工業英検(3級:42%) 実用英検準2級は、高校中級程度「日常生活に必要な平易な英語を理解し、特に口頭で表現できる。」とされています。3級は自慢になりません。また工業英検はテクニカルライティング(科学技術情報を対象とする読者に合ったレベルで正確に、分かりやすく伝えること)とテクニカルコミュニケーションを主としており、受験生の約35%が高専生で、まさに高専向けの試験内容です。3級以上が本校の卒業生が持つレベルと考えられます。本科では、授業として「技術英語」を導入し英語教育に力を入れています*。 TOEIC 400点以上が本校および専攻科生に相応しい点数と考えられます。少し低いように思えますが、ビジネス英語を前提とした試験なので、テクニカルライティングの方が得意とする高専生には難しいようですが、本科生の中には600点、800点を超える学生もいます。本校では第3学年に全員受験しています。 基本情報技術者試験(20%)・応用情報技術者試験(旧ソフトウェア開発技術者試験)(15%) 情報処理関係の資格が最近ますます増えています。特定のアプリケーションやOSの使用方法の修得を目的とした民間が認定する資格は、本科には相応しくありません。本科の教育目標に相応しい資格は、独立行政法人情報処理推進機構が実施する基本情報技術者・応用情報技術者を中心としたものです。 電気主任技術者(第3種:12% ) 第3種は工業高校卒業程度とされているが、実際は無理です。企業によっては実力で第3種を取るように指導しているところもあります。知名度も高く、職種によっては就職も有利になります。ちなみに、第2種は高専卒業程度とされているが、やはり現実は難しい。 学会発表・学外コンテスト表賞 学会発表は大学では早くて第4学年からですが、高専では第5学年(大学では第2学年に相当)からそのチャンスがあります。実際に本科の卒業研究で学生が学会発表しています。さらに専攻科ではほとんどの学生が学会発表をしています。 インターンシップ 岐阜高専では校外実習と呼んでいます。企業へ出向いて研究や開発など体験することができます。多くの学生がとてもよい経験をしています。 サイエンスボランティア 本科等が実施する公開講座やそれに準ずるものの補助を目的にボランティアで参加した学生に単位認定します。本科のほとんどの学生はボランティアとして参加しています。 その他 これ以外にも本科の学生は数多くの資格取得(数学検定、アマチュア無線、デジタル技術検定等)をしています(下記の表)。また、本科が主催するコンテストなどに優秀な成績をおさめると実践技術単位を取得することができます。 平成20年度学科別各資格延べ人数*
*教員会議資料より(担任報告分) 注意 本HPで取り上げた資格の解説は本科の学生に沿うように書かれた内容であり、専門分野が変わればこれらの事情が異なります。また、本ページに掲載した内容に関して、できる限り情報源に基づき記述しましたが、その正確性を完全には保証いたしません。詳細は資格認定を行っている協会など資料を御覧いただくか、本校にお問い合わせください。 |
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