大正期の少女むけ文庫本
大正後期になると少年むきの講談ものの他に
少女むきの文庫も発行されるようになった。
いずれも内容的には見るものはなく、
安易に制作されたもののようである。
上段左上から
少女小説まごころ 富士屋書店 大正12年4月1日発行
小鳥の唄 涙の乙女 共に法令舘発行
大正11年3月25日3版 初版は大正10年6月25日
発行者兼著作者は榎本松之助とある。
しかし本文には 紅之助 作、南蒲生 編 と書かれている。
秋の頃 すくいの親 ふたおもて (右端に一部見えているもの) 丸山ゼイロク堂 ふたば文庫 大正12年7月10日発行
下段
悲劇お伽かなしき姉妹 少女悲劇恋しき母 少女悲劇なかよし 明文舘書店 大正11年10月15日発行
少女小説めぐりあひ 春江堂 すみれ文庫 昭和3年12月15日15版 初版は大正13年3月20日
すみれ文庫の大きさが普通の文庫本のサイズである。
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