研究テーマ

インピーダンスアナライザを用いた誘電率自動測定システムの構築


卒業論文序論の紹介

 本研究では、物質のもつ誘電的な性質を調べ、その物質が強誘電構造相転移を起こすかどうか調べるために、 誘電率の測定を行える装置の開発を目指す。誘電率は、以前は交流ブリッジ回路などで測定されることが多かったが、 マイクロプロセッサの発達で、自動平衡ブリッジ回路を制御し素子のインピーダンスを簡単に測定できる装置、 すなわちインピーダンスアナライザがよく用いられるようになった。 本研究では、Hewlett Packard社のインピーダンスアナライザとパソコンを用いて、自動で試料の複素誘電率を測定する装置を構築し、 そのシステムを用いて各種誘電材料の誘電率測定を行うことを目的とする。