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教師信号No.2

教師信号No.2は時間的な変化を考慮したものである。 これは図 5.4のように、ある時刻 t においての視野分割データと、1単位時間前の時刻 t-1 の視野分割データから、ターゲットの動きを予測するものである。 この図は説明のために、実際より簡略化してある(視野の分割数やターゲット数)。 また、右側の図の黒い点は、ターゲットが動く前にいた位置である。

   figure371
図 5.4: 教師信号No.2

もしも、複数のターゲットが視野に入った場合は、動きを予測したターゲットの中で、距離が一番近いものを標的とする。 ゲーム開始時はターゲットの視野データがないため計算できないので、ゲーム開始から1単位時間後までプレーヤーは動かないものとする。

ターゲットの動きを予想する計算は、ある時刻 t においてのプレーヤーとターゲットとの距離を tex2html_wrap_inline1615 [pixel]、相対角度を tex2html_wrap_inline1617 [rad]、1単位時間前の時刻 t-1 においてのプレーヤーとターゲットとの距離を tex2html_wrap_inline1621 [pixel]、相対角度を tex2html_wrap_inline1623 [rad]としたときに、

   eqnarray383

の計算をする。1単位時間後(時刻 t+1 )、この tex2html_wrap_inline1627 だけターゲットは進むことになる。 そして、 tex2html_wrap_inline1629 が正であれば、そのターゲットはプレーヤーに向かってきていることになるので、相対角度を

  eqnarray392

と計算する。

アルゴリズムは、



Toshinori DEGUCHI
2005年 4月 1日 金曜日 17時11分43秒 JST