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ニューラルネットワーク研究の歴史

1943年、非常に簡単な神経回路のモデルを提案したマッカロ(W.McCulloh)とピッツ(W.Pitts)がニューラルネットワークの最初の研究とされている。 彼らは非常に簡単な神経回路のモデルを提案した。 1950年代、ローゼンブラット(Rosenblatt)によってパターン認識機械である学習方法パーセプトロンが提案され、1960年代に何人かの研究者によって相互結合型ネットワークによって連想記憶のモデルを実現するアイディアが出された。 1960年になると日本でも、甘利、福島を中心にニューラルネットワークについての研究が進められる。

しかし、1969年にミンスキー(Minsky)の出版本Perceptronでパーセプトロンの能力の限界が証明されたことによってニューラルネットワークの研究は一次沈滞モードになる。 それでも1986年になるとポップフィールド(J.J.Hopfield)の相互結合型ネットワークの出現やラムルハート(D.E.Rumelhart)の逆誤差伝搬法のアイディアによって再び ューラルネットワークの研究が盛んになった。



Toshinori DEGUCHI
2005年 4月 1日 金曜日 17時11分43秒 JST