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4.1 学習とは

学習とはニューロン間の結合荷重(シナプス結合)の変化であり、学習するということは次にそのパターンが入力された時には、すばやく想起するようにニューロン間の結合荷重を変化させることである。学習の方法として Hebb の原理をもとに結合荷重を変化させる。 Hebb の原理は、結合荷重で結ばれたニューロンが二つある時、互いのニューロンが共に興奮状態のときに結合荷重を強くして学習を行なう[6]。そこで本研究で提案する学習法の学習方法は、互いのニューロンが共に興奮、又は共に静止状態のときには結合荷重を強くし、一方が興奮、もう一方が静止状態のときには結合荷重を弱くする。この学習方法は2.4節で述べた協調・競合作用を利用したものである。



Deguchi Toshinori
Wed Jul 12 09:07:09 JST 2000