入力パターンをネットワークに入力する際、まず1つのパターンを連続して100回入力する。そして同じように次のパターンを100回入力する。これを全ての入力パターンが終わるまで行った時、1セットの学習が終了したとする。それを100セット繰り返しネットワークに学習させる。
本研究では、ネットワークが学習に成功したパターン数を「学習成功パターン数」とし、入力パターン数とその学習成功パターン数が同じ場合の学習を「完全学習」と呼ぶ。また、完全学習が成立している中でも最大の学習成功パターン数を「最大完全学習数」とする。なお、学習の際に、一度完全学習が途切れた後に入力パターン数を増やすと再び完全学習ができている場合が稀にあったが、その場合の完全学習というのは不安定であると言える。よって本研究では、入力パターン数を徐々に増やしていき、最初に完全学習が途切れるまでの値を最大完全学習数として採用する。それ以降に仮に完全学習が再び成立していたとしても、それは完全学習とは見なさないこととした。