図 5.6より、標準最大値 として 規格化を行ない学習させた時は、 17個のアルファベットパターンを学習することができた。 この時学習に失敗したパターンは7通りで、 図 5.7のように誤って想起された。 また、標準最大値 での規格化では、 21個のパターンの学習に成功し、 図 5.8に示すように5個のパターンを学習することができなかった。
2例とも誤って想起されていることは一緒ではある。 しかし、 の方は元のパターンと似た形で想起されているのに対し、 の誤って想起されたものの多くはUに似た形である。 これは、標準最大値が小さいと学習できるパターンが少なく、 数少ない学習できたものから似たようなものを 想起してしまうのではないかと考えられる。