先ほどの実験では、標準最大値が大きいとたくさんのパターンを学習できた。 規格化における標準最大値と学習できる個数との関連性を詳しく調べるため、 先と同じ条件で から まで 0.5 ずつ増やし、 40セット終了後の学習成功数を調べた。 この実験結果を図 5.6 に示す。
図 5.6: 学習パターン数26個での学習成功数の標準最大値特性
図 5.6で縦軸は40セット終了後の学習成功数、 横軸は標準最大値 の値である。 この結果より、標準最大値 が小さいほど、 多くのパターンを学習するのは難しくなり、 今回のパターン26個すべてを学習させるには、 最低でも を18程度にする必要がある。